

私たちの生活を支える下水道管路は、近年次々と耐用年数を迎えています。
本格的な維持管理の時代に入った現在、非開削で管路をよみがえらせる管更生工法は
人々の日常生活や経済活動を守る重要な使命を担っています。
本格的な維持管理の時代に入った現在、非開削で管路をよみがえらせる管更生工法は
人々の日常生活や経済活動を守る重要な使命を担っています。
EX工法
EX工法
硬質塩ビ樹脂をベースとするEXパイプを、非開削で既設管内へ引込み、元の円形状に戻して密着させることで、優れた強度と品質を備えた連続パイプを生み出す小口径更生工法です。
特 長
- 優れた素材特性
- EXパイプは公共工事で50年以上の実績がある塩ビ管と同様の塩ビ樹脂をベースに開発。優れた耐食性、耐摩耗性を有し、長期的に安定した性能を維持すると同時に、塩ビ管と同等の内面平滑性有する更生管として甦ります。
- 安定した品質
- 施工現場で化学反応をさせないため、工場で製造したパイプの品質そのままに更生が可能。硬化不足の心配がありません。
- 高い耐震性能
- EXパイプは自信が発生した際に想定される既設管継手部の変位(引抜き、屈曲)に追従します。
- 臭気の発生、火災の心配がない
- EXパイプは有機溶剤を使用しない為、臭気対策や火災の心配がありません。住宅地等でも安心して施工できます。
- スピーディーな施工
- EXパイプを現場で加熱・拡径・冷却させるだけ。施工時に材料を化学反応させる必要がないため、短時間で施工できます。
構造図
適用範囲
- 管種
- 鉄筋コンクリート管、鋳鉄管、鋼管
- 口径
-
本管 自立管 呼び径 150~400
二重構造管 呼び径 100~600
取付け管 呼び径 100~200
- 延長
-
本管 100m(呼び径 100~300)
65m(呼び径 350~600)
取付け管 14m(呼び径 100~200)
- 既設管の状況 本管
-
① 屈折角10°以下の継手部
② 段差部と横ずれ20mm以下の継手部
③ 隙間50mm以下の継手部
④ 50mm以下の部分滞留水
⑤ 管頂部からの0.05MPa、0.5ℓ/min以下の侵入水
⑥ 管頂部からの0.05MPa、0.5ℓ/min超の侵入水を
0.5ℓ/min以下に止水処理後
- 既設管の状況 取付け管
-
① 施工延長14m以下(呼び径100〜200)
② 屈折角45°以下の継手部が2箇所以内
③ 段差部と横ずれ20mm以下の継手部
④ 管頂部からの0.05MPa、0.5ℓ/min以下の侵入水
⑤ 管頂部からの0.05MPa、0.5ℓ/min超の侵入水を
0.5ℓ/min以下に止水処理後
ダンビー工法
ダンビー工法
硬質塩ビ製の帯板(ストリップ)と接合用かん合部材(ジョイナー)でスパイラル状に製管します。既設管と製管された部材の隙間には高強度の充てん材を注入することで更生部材と既設管が一体化し、老朽化した管渠を蘇らせます。
特 長
- あらゆる形状に適用可能
- 円形はもちろん、非円形(矩形、馬蹄形など)にも適用できます。
- 管体強度の向上
- 既設管・充てん材・ストリップ管が一体化した複合管を形成。新管と同等以上の強度を発揮します。
- 耐震性の向上
- SFジョイナーを用いることで、地盤の永久ひずみ1.5%による管軸方向変位とレベル2地震動による屈曲角が同時に作用しても、内水圧0.2MPaの水密性を有します。
- 幅広い施工条件に対応
- 供用中をはじめ、段差、屈曲、曲がり部での施工が可能です。
構造図
適用範囲
- 管種
- 鉄筋コンクリート管、その他管きょ一般
- 口径
-
円形 Φ800〜Φ3000mm
非円形 短辺 800mm以上 / 長辺3000mm以下
- 延長
- 原則として制約を受けない
- 既設管の状況
-
<円形管の場合>
段差(100m)・屈折角(6°)
曲がり(曲率半径20m)・隙間(150mm)
- 内外圧
- 内水圧0.3MPa、外水圧0.1MPa